衛星つばめは次世代スパイ衛星の実験機?

    雑談?(電気製品の記事あり)
    09 /30 2019
    日本の超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)は超低高度軌道(運用高度 268~180 km)で地球観測するための技術試験衛星。 2017年12月23日 打ち上げ。

    追記2

    低高度だと高解像度が得られる反面、薄い大気がありその抵抗で高度が落ちる・紫外線で活性化した酸素で機体が腐食されるデメリットがある。これらを検証するのがこの衛星の目的。
    追記2終わり

    全長 2.5m、 全幅 5.2m、 全高 0.9m、 質量 380kg。

    高度を上げたり下げたりできる。(というか放っておくと空気の抵抗で落ちる)
    上げるのにはイオンエンジンを(高度180 kmでは化学エンジンも)使うが、下げるのはエンジンを止めたり機体を進行方向に立てて空気の抵抗を使う。(合理的に考えとモーターでフライホイールを回した反作用で立てるのだろう。)

    追記1
    高度を上げるのには機首をわずかに上げて、太陽電池パネルに薄い空気を受けて飛ぶらしい。
    →大気が薄くてイオンエンジンの燃料をかなり節約できる高度(400km?)まで上げるのは難しいということ。300km位が限度か?
    なお、使っているイオンエンジンの推力は「はやぶさ2」で使われているμ10改の2倍強の推力がある、XIES改が使わている。(推力と寿命の兼ね合いがあるのでどちらが優れているとはいえない。)
    追記1終わり

    光学カメラ(開口径 20cm 焦点距離 2 m カセグレン式反射望遠鏡)が機首にあり、機体を立てた状態で撮影する。
    全長2.5mうち恐らく約半分はこの光学カメラだと思われる。

    下のCG動画は1分位から色々な飛行状態がみられる。


    なんで今頃興味を持ったかというと、昨日のTVニュースで「人工衛星「つばめ」が九州新幹線「つばめ」を撮影」というのがありその中で地上に書いた「つばめ」という文字も読めたという部分。
    SLATS01.jpg
    上図はJAXAの公開画像から必要部分を切り出し3倍に拡大したもの。
    高度226kmで撮影。全体的に白っぽいのは薄雲のため。
    またjpg画像なのでオリジナルはもう少しはクリアだと思われる。
     解像度6576 x 4384 8ビット で 27.49MB が 7.49MBに圧縮されている。
    この文字の線幅(縦横で違う)を調べてみると大人の肩幅(約45cm)前後であり、初期の情報収集衛星並みの解像度である。

    この衛星の公称の解像度は1mで興味なかったが、実際は低高度で50cm程度の解像度が得られているなら話は違う。
    口径たった20cmの望遠鏡でこの解像度が得られる低高度は凄いです。

    JAXAはこの他にも高解像度画像を公開している。なかには24ビットのもある。
    最近の画像は撮影高度も記されている。(226~396km)
    SLATS02.jpg
    上図はフランスのコート・ダジュール空港滑走路の一部を切り出したもの。
    等倍。24ビット。高度282km。
    この位の長さの滑走路だと中央線の幅は45cm以上。実際は90cmとかあるらしいので解像度の参考にはならない。(解像度はまあ1m以下だが、別の画像で車道の中央線15cmは無理だった)

    なお、情報収集衛星は質量2トン、高度約490kmの円軌道らしい。
    そして情報収集衛星と試験衛星つばめは共に三菱電機製・・・

    この衛星はもっともらしい運用理由(全て超低高度軌道衛星に直結)を上げていますが、高度を上げ下げしながら高解像度の撮影をなど、調べる程に次世代スパイ(情報収集)衛星の実験機にしか思えなくなりました。

    参考:・KH-12(アメリカの光学式軍事偵察衛星)
       ・情報収集衛星用 分解能測定パターン?

    以上
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