SS520ロケット4号機の失敗原因が判明(?)

    雑談?
    02 /15 2017
    2017年1月に打ち上げ失敗したSS520ロケット4号機の検証結果のネットのニュースでは細部が分からなかったので調べてみました。

    要はアルミケースの穴に通したケーブが振動で穴のエッジに擦れて被覆が破れてショートした。
    以前のステンレス(SUS)の方が包丁みたいに固くて被服が破れ易いので、ケースの材質を軽くて柔らかいアルミに変更したこと自体は個人的は問題ないと思います。
    但し、潮風にさらされるので耐食性があるアルミ合金であること。
    発射台で潮風にさらしたあと打ち上げ中止になってしばらく待つ場合もあるため。
    そしてテレメータからの飛行データが喪失した、ということらしい。
    打ち上げられたロケットはレーダーでも追跡するが探知距離に限りがあるし、状態は分からないでロケットから送られてくる位置・状態のデータ(テレメトリー)を頼りにして正常に飛んでいるかを判断する。
    これを失うと、どこをどんな状態で飛んでいるのか分からなくなり非常に危険。
    今回はこれが得られなくなったので一段目の分離にGoの信号を送信せず墜落させた。
    自爆の機能は無かったということですね? まあ、軽量・低コスト化のためにないでしょう。
    SS520_04_01.png
      画像は記者説明会用の資料から引用。
      詳細は資料を参照願います。 結構詳しくて興味深いです。

    何ともお粗末な理由です。
    前回までは太い線を使っていたが今回軽量化のために細い線を使った(ので被覆が薄くなった)のが直接の原因みたいです。
    普通だと電線が通る金属板の穴はプラスチックでブッシングかエッジングしてケーブルが傷つかないようにしますが軽量化・低コスト(作業?)化のためかやっていなかった。 ただ、一応分かってはいたみたいで線に保護テープを巻いていたが役不足だった。

    構造的も少し変えているようでそれが線によくなかった可能性もあるようです。
    例えば上記のケーブルを通すダクトの充填剤を省いたようで、個人的にはケーブルが暴れるのでこれもまずかったのではないかと思います。

    何か、技術的に常識的な判断ができる人(トップ)が居なかったような印象を持ちました。 前回の打ち上げは2000年12月と17年前なので当時の方は(殆んど)いなかったんでしょう。 先人が苦労して得たノウハウが伝承されなかったのが原因といえるかもしれません。

    飛行自体は正常で着水地点も予定通りだったので非常にもったいなかったですね。 まあ、少なくとも一段目に十分な推力があり、正常に作動したのは確認できたということですね。

    以上
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