0.1V?のドロップ電圧で定電流(LT3080)

    電子工作
    08 /16 2015
    初めに述べて起きますが定電流部は低ドロップ電圧(ドロップアウト)ですが、制御部には1.3V位の電圧は必要です。
    ただ、負荷に1.3V以上掛けるならば事実上無視できます。 (LED等)

    そもそもはLT3080のデータシートにある下記のグラフが発端。
     3080CClow01.png
    左下の50mAで50mV位の電位差で済んでいます。
    ということは電流検出抵抗を含めて100mV以下のドロップ電圧で定電流ができる。
    電池で定電流にするときに電池を使いきれるのではと思ったことです。
     5mmの砲弾型LEDを想定。

    あくまで代表特性なのでこうならない可能性があるのはいつものことです。
     個人的にはアナログ部品は「生もの」だと思っています(笑)
    そこでLT3080の電流が少ない時(5~50mA)のドロップ電圧を測ってみた。
     結果はチョット残念なことになりました。 (やはり「生もの」でした。)

    参考接続図 「LT3080ETでパワーLEDを定電流駆動」から
    LT3080_01.gif

    測定回路
     3080CClow02.png
    電流は電流計で見て合わせます。
    入力電圧は微調整し易いように手持ちの部品で適当に分圧してあります。

    測定結果 27℃位 ブレッドボード
    3080CClow03.png  
    青色の線は電流値が設定値より0.01mA減った時のドロップ電圧。
     測定が非常にシビアで値はかなり怪しいので参考値です。
    ピンクの線は電流値が設定値より1%減った時のドロップ電圧。
     こちらは安定して採れています。

    ただ、いずれにせよデータシートのグラフとは全然違います。
    データシートのグラフは測定条件は不明です。

    そもそものLT3080のドロップ電圧の規定は
    「出力電圧を基準にして仕様が規定されている。 仕様はレギュレーションを維持するのに必要な入力から出力への最小電圧差を表す。」
    となっており定電流にしたときのものではない、といえばその通りです。

    チョット残念なのですがそれでもLT3080のドロップ電圧は小さい。
    電流検出用の抵抗を0.1Ωにして、-1%の電流低下を許すならば、一応トータルで0.1Vのドロップ電圧で定電流可能です。(今回の測定例では)

    なお、負荷抵抗(R5=1Ω)の電圧から電流値を計算しなかったのはここにはLT3080自体の動作電流も流れ正確な電流が測れない為です。
     例;5mA時6.1mA、50mA時55.2mA。
    10mA以上では大体10%多めに流れていました。
    電流が少ない時ほど誤差が大きいので静的動作電流+動的動作電流のようです。
    データシートによると1.1A時に最大30mA程なので単純に10%という訳ではなく厳密に電流値を合わせたければ調整もしくは十分な試験が必要なようです。

    期待して始めたのですが残念な結果です。
    測定方法がまずかったのかな?

    以上
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