ダイソー 電池式 モバイルバッテリー 2

    電子工作
    06 /17 2018
    ダイソーの電池式 モバイルバッテリーは500mA出力の扱いにすべきだと以前の記事で書きましたが、その改造ができるのかやってみましたが、できませんでしたという残念な話です。(汗)

    以前にも書きましたが、やりたいのはD+とD-を切り離して15kΩでGNDに落とすことです。(下図)
    DAISO_MOB_BAT11.png
    それでハンダ面のD+とD-を切り離したのが下図です。 ベタ面のカットなので結構大変。
    DAISO_MOB_BAT10.jpg
    ところが導通を確認すると、まだ繋がっている...  どうやら部品面も繋がっている模様。 コネクタの取付強度を上げるためには正しい。

    コネクタを外さなくてはならないのだが、問題なのが両面のベタ面に繋がっているGNDとコネクタ固定用(シールド)のピン。
    60Wのコテで、ハンダ吸い取り線も手動のハンダ吸い取り器を使っても歯が立ちませんでした。 プリント板が焦げるくらいやりましたがダメでした。

    電動のハンダ吸い取り器を使い、部品面からもコテを当てないとムリだと思われます。 それでもスルーホールがキチキチみたいなので綺麗に抜くのはハンダ吸い取り器のポンプが快調でも至難の業でしょう。

    という訳でコネクタは外せそうにないので断念してショートのまま使うしかありません。

    この基盤を単三2本→5Vに使う場合USBコネクタは外して使えないということで以前の記事でも書きましたが、USBライト(スイッチ付き、100~200mA以下)で使うのが良いでしょう。

    以上

    アルカリ乾電池のサイズ別 販売数割合

    電子工作
    05 /27 2018
    国内のアルカリ乾電池のサイズ(種類)別の販売数量割合です。 といいつつ他のもありますが、マンガンは省いてあります。 元データは
    電池工業会 月別電池販売数量 詳細データのサンプルです。

    以前から単一、単二は単三、単四より流通量が少なく災害時には入手しにくいだろうといっていましたが、その裏付けデータが見つかりました。

    注意点は
    下表は単三アルカリ乾電池の販売数を100とした比率で書きました。
    国内生産数でありません。 輸入品も含まれています。
     例えばパナソニックの006P(6LR61)は外国製のようです。
     パナのアルカリ単五も殆どは外国製みたいです。
    2015年4月、1ヶ月分のデータなので年間では多少異なる可能性があります。
    少し古いデータなので比率が多少変わっている可能性があります。(今はもっと単一、単二が減っているとか。)


    販売数量(メーカー出荷数量)をアルカリ乾電池の単三に比べて。
        単三比  備考
    アルカリ 単一 LR20 12.3  
    アルカリ 単二 LR14 11.4  
    アルカリ 単三 LR6 100.0 約50億個/月
    アルカリ 単四 LR03 54.7  
    アルカリ 単五 LR1 0.5  
    アルカリ その他   0.7 6LR61,6LF22等と思われる
    アルカリ ボタン LR 7.2  
    酸化銀 SR 56.0  
    空気 PR 13.7  
    リチウム(筒型) CR 7.9 CR123A,CR2等と思われる
    リチウム(コイン・ピ ン) CR,BR 22.3 ウキ用等も含まれるはず

    単一、単二は単三の約10%と思っていたより少ない。
    単五とその他 は想像以上に少なく無いに等しい。 表にないが約90%が輸入品。
    アルカリボタン電池(LR)は意外に少ない。 LR44,41等。

    酸化銀電池(SR)はアルカリ単二並みに多く100%国内生産。 主にカメラ用で私の知らない世界があるもよう。
    空気電池(PR)は主に補聴器用で単一、二よりわずかに多い個数。  表にはないがほぼ輸入品。

    リチウム電池 筒型(CR123A CR2等)基本カメラ用だがLEDライトにも使われる。 販売数は少な目。
    リチウム電池 (コイン・ピン)(CR、BR)は単一、二よりは販売数が多い。

    因みに
    乾電池の輸入は東アジア、東南アジアからが多い。 マンガン乾電池の販売総数はアルカリ乾電池の1/10以下で100%輸入品らしい。 

    以上

    ダイソー 電池式 モバイルバッテリー 1

    電子工作
    05 /06 2018
    ダイソーの単三アルカリ電池式のモバイルバッテリーです。
    アルカリ乾電池2本用です。 108円
    DAISO_MOB_BAT04.jpg
    パッケージの表に5V、500mAhと書いてあります。
    500mAの間違いだろうと思っていたのですが、mAhでも単三2本を5Vにするので当たらずも遠からずな気もします。

    パッケージの裏の説明によると5V、1AでiPhoneを約30%充電できるそうです。
    単三2本を昇圧して5V、1A取れるかー。おースゲー(棒読み)
    でも、ネットの記事によるとスマホで充電「できても」は5~10%なようです。
    できない場合もある。 最悪逆流する(充電容量が減る)? など散々です。

    未保障ですがニッケル水素充電池の方が充電量がいいようです。 電池を大電流で使うためでしょう。 (製品的にはアルカリ乾電池専用)

    話を総合すると単三アルカリ電池2本でスマホの急速充電は無理があるようです。
    USB接続のLEDライトにはいいかもしれません。 だだ、電源スイッチはないのでライト側に必要です。 また、スタンバイ時の電流は少なそうなので1年とか電池を入れっぱなしにしない限りは問題なさそうです。

    それなのになんでこれを買ったかというと昇圧で5V、500mA以上出せる可能性がある5VのDC/DC基板が108円で手に入るからです。(秋月のより安い。 但し基板の固定は困難だしリップル電圧は不明。)

    分解。 噛み合わせはかなり固く、プラが割れるのを覚悟でやった。(粘りがあって割れなかったけど。) ストラップ用の穴を起点に、精密ドライバーを細いものから太物変えながらこじ開けた。
    DAISO_MOB_BAT01.jpg
     電池間の仕切り板は取らない(壊さないと)と電池が抜けなくなります。
    DAISO_MOB_BAT02.jpg DAISO_MOB_BAT03.jpg
    プリント基板は両面パターンで引き回しは良いのではないかと思った。
    出力電圧のモニターのパターンがチョット気になったが、この引き回しはどのICを使っても配線が難しいので仕方がない。

    回路図
    DAISO_MOB_BAT06.pngDAISO_MOB_BAT05.jpg
    右の写真はLとCを外した表面パターンの様子です。

    入出力は10uFのセラコン。 スイッチング周波数周波数が1MHz前後ならOK。
    インダクタのインダクタンスは不明だが10uH前後だろう。 1A出力のスイッチング電流に耐えるか心配な感じ。 直流抵抗は0.1Ω以下。

    DC/DCのICの型番を調べてみましたが詳細は不明でした。
    私が買ったものの刻印はB3P75ですが、ネットによるとB3P6Cのもあったようです。
    このICは恐らく深セン瑞合特科技有限公司のモバイル電源IC、B3Pxxシリーズだと思われます。 この情報によると最大入力電圧は5Vで、出力電流は1Aです。
    回路図のような接続のDC/DCは普通出力電圧までの入力は可能。

    だったら電池3本にすれば出力電圧・電流、効率的に良いかというとそうでもない。 スイッチング周波数1MMz前後と思われ、この手の物は動作条件が割とシビアでへたに入力電圧を上げるとうまく制御できなく恐れがあります。 インダクタンスやCの容量もです。

    一方、USBコネクタのD+とD-をショートしているので1.5A出せる電源を示している。(ショート値の規格は最大200Ω、最小は規定なし USB Battery Charging1.2 仕様書

    これを信じてスマホが電流を取ろうとすると電圧が落ちて充電できないのだろうと思います。 出力1Aで電池2本は3Vでも2A位の電流が必要で電池が新品でもきついでしょう。 電池フォルダーの接触抵抗のロスも無視できないし。

    もし、0.5A出力の電源だと示せば電池2本3Vで1A位と現実的な電流になる。
    それにはD+とD-を切り離して、各ピンを15kΩ±5%でGNDに落とせばよい。(USBの基本的な仕様
    だだ、このピン間のパターンが殆どなく非常にカットしにくい。
    また、基板の下のスペースは最大2.0mmしかないし、ケース内側に出っ張りと局面がある狭い場所もある。
    手持ちの秋月の1/6Wカーボン抵抗は実測1.7mm径だった。(今も2002/06/11発売になっているので同じと思われるが多少の寸法誤差はあるはず。)
    出来れば1608のチップ抵抗がいいでしょう。

    ダイオードの刻印(マーキング)はSS14でSS14T3です。1A 40VのSBDでON Semiconductor製。Vf 0.47V @1A

    ここで入出力特性を測りたいところですが、0.5A出力までとしてしてもスイッチングを考慮して3A程度の電源と、まともにやるとテスターが3台必要と困難で思案中です。 中止

    追記1
    ICのそれらしいデータシートらしきものを見つけました。
    それによるとスイッチングは300kHz。  低いな。
    PFM方式でイメージとしてはHT7750Aの強化版。
    追記1終わり

    追記2
    このICはどうもCE8303シリーズのCE8303A50Pの互換品らしいです。
    これによるとインダクタは22uH(Sumida製)、Cは47uFタンタル。
     少なくともCを47uFに交換する改造か47uFを追加した方が多少良さそうです。
     出力電流量はともかくリップルには効果があるでしょう。
    ダイオードは1N5817か1N5819。 定常1A、ピーク25AのSBD。
    DAISO_MOB_BAT07.png
    DAISO_MOB_BAT08.png
    出力電圧4.75Vで見ると、入力電圧3Vで出力電流0.6A、入力電圧2.4Vだと出力電流0.3A。 大雑把な話、USBコネクタの接触抵抗も加味すると入力は3Vないと0.5A出せないようです。
    電池を使い切る・実用になるには電池3本でないとダメだということです。 (入力4.5Vでも動作に問題なければの話し)
    最良の状態のデータでこれなのでダイソーのこの記事の製品では全然ダメでしょう。 ダイソーの回路を測るのはやるだけ時間の無駄なようなので中止します。
    追記2終わり

    追記3
    B3PxxシリーズCE8303シリーズの完全互換品ではないようです。m(__)m
    LX pin current(スイッチングできる電流)が1500mAから1000mAと少なくなっています。
    これに伴って出力電流が少なくなっている可能性があります。
    B3Pxxの出力電流は正式には不明なのですが単純に推測すると0.67Aとなります。 だとすると追記2のグラフより特性が悪いと思われます。
    これらからしてもこの製品の出力電流は0.5Aに制限した方が良さそうです。
     へたすると0.5Aも怪しいか条件が厳しいかも?
    追記3終わり

    つ づ く 

    Friendship 7

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