アルコールを2種類買いました

    電子工作
    12 /10 2018
    こんなの買いましたシリーズ?

    ケンエー製(販売パピコム)の「消毒用エタノールIP」とヨシダ製の「イソプロパノール消毒液70%
    alcohol01.jpgalcohol02.jpg
    消毒用エタノールIPは エタノール(エチルアルコール)平均79.2% + イソプロピルアルコール(IPA)3.7% で、アルコール分が計83%のものです。
      細かいことを言うと vol% volume比 体積比です。
    IPAという添加物あるのでエタノール、いわゆるアルコール・酒として飲めないので酒税がかからない。このため消毒用エタノールより安く、アルコール分が少し多いとお得です。 消毒用エタノールIPは個人店というよりドラッグストアのような大きな店にある印象があります。

    電気屋さんは無水エタノール(99.5%以上)というイメージですが、大体は掃除に使っているので今回は83%品にしてみました。

    イソプパノール(イソプロピル・アルコール IPA)は特にプラスチック類の掃除用です。
    このブログで何度か述べていますが、機器のプラスチックはエタノールで拭くとたまに細かいクラック(ヒビ)が入って白濁するものがあります。(溶ける訳ではない。)
    私は固定電話のプッシュボタンでやってしまいました。
    うちのは元々つや消し気味でチョット分かりにくいので白濁の例はこちらの記事こちらの動画を参照。
    →製品説明書に「アルコールで拭かないで下さい」とあるのはマジということ。

    一番危ないのがポリカーボネイト。透明のプラスチックで家電、CD、DVD、BD、自動車のランプカバー等に使われています。
    ただ、ポリカーボネイトといっても色々あり白濁しないものが多いようです。
    当たる確率はイメージ的に1/10位。

    余談1
    因みに防弾ガラスに使われていたレキサンもポリカーボネイト。紫外線に弱く頻繁に交換する必要があり使われなくなった。
    今の防弾ガラスはガラスとポリカーボネイト等の複層構造になっており紫外線にも強いようです。
    なお、米大統領(POTUS ポータス)専用車のビーストのドアの防弾ガラスの厚さは12.7cmあるようで12.7mm径の対物ライフルは余裕で、恐らくRPG7にも耐えられるのでは?(STANAG 4569規格レベル5以上?)

    話を戻して
    メガネのレンズ拭きもIPAが安全なのでレンズクリーナー液はIPAが基本です。
    他にもFD(古っ)、CD・DVDドライブ レンズ クリーナーとかも。

    だったらイソプロパノールだけでいいのではないかというと、殺菌用に使う場合はエタノールの方が少し良いのと、入手性が良くないのです。
    店を探してあっても50%品で、70%品は個人薬局に注文しなくてはならないのでホイホイ使えないのです。 50%品はビックカメラの薬局にありました。
    価格的は消毒用エタノールIPよりもアルコール換算で同等以下。
    あ、それと溶剤・溶媒(agent)として弱くハンダのフラックスが溶けにくいんですよ。 弱いからプラが白濁しないので痛し痒し。

    追記
    プラがアルコールで大丈夫でも機器表面の印刷がダメな場合があります。
    基本的にイソプロパノールが安全なのは確かです。
    追記終わり

    その様な訳で両方必要なのです。
    掃除用ならイソプロパノールがプラ等にも安全。
    アルコール除菌用なら消毒用エタノール。(私的にはフラックス除去用)

    参考価格  500ml 税抜き 二つあるのは2店舗での価格
     無水エタノール  1101円
     消毒用エタノール  838、877円 無水エタノールのほぼ80%の価格
     消毒用エタノールIP 665円    消毒用エタノールより少し安い
     消毒用エタノールIPスプレー付き 630、838円 間違いではない
     イソプロパノール 50% 398円
     イソプロパノール 70% 556円 取り寄せ
      消毒用エタノールは濃度の記述がなくても基本80%。たまに50%品もあるが「消毒用エタノール50%」と書いてある。

    以下、余談だけです...

    余談2
    アルコール除菌スプレー
    市販のものはエタノール50%前後のが多く、高いのは80%位。エタノール量(効果)は価格に比例する。
    添加物を入れて除菌力を増すと共に酒税から逃れている。(添加物があるので電気用には使えない。) みりんタイプ調味料が食塩を添加して酒税を逃れているのと同じ理屈。
    引火という点では水分が多い方が引火しにくく、引火してしても水分が熱を食う(蒸発熱)ので炎が穏やかなのかもしれない。

    殺菌が期待できるのはエタノール濃度40~80%。だが40%はギリギリで50%はあった方がよい。(消毒用エタノール50%がある位だし)
    基本的にエタノールの濃度が高い方が殺菌時間は短いが、80%以上では逆転する。(殺菌には水も必要ということ)
    プシュっとスプレーした瞬間に菌が死ぬわけではない。40%だと5分かかる。基本的に蒸発するまで拭き取らない方が殺菌的はよい。
    →市販のアルコール除菌スプレーも実は拭き取らない、洗わないが正しい使い方

     アルコールと殺菌の話 - 花王
     エタノールの除菌効果 - 日本食品洗浄剤衛生協会
      これによると殺菌時間の一例として
       40%:5分 50%:1分 60%:45秒
       70%:30秒 80%:15秒 90%:30秒
      但し、アルコール濃度が低くても時間を掛ければ死ぬかというと
      濃度が低いと死なない細菌があるかもしれないので過信は禁物。
      時間的には50%で良さそうでも、実際は60%が良いみたいなこと。
      本当に殺菌重視ならば70~80%が良いでしょう。
     調理器具等の洗浄殺菌方法

    消毒用エタノール(80%):水 を 10:6 (5:3)で混ぜれば50%
    消毒用エタノール(80%):水 を 10:3.3 で混ぜれば60%
    消毒用エタノール(80%):水 を 10:1.4 で混ぜれば70%になります。

    殺菌力的には濃い方(最大80%位)がいいのだが、テーブル1面とかに使うと結構な量が必要でたちまちなくなるので多少は薄めたくなる。 匂いや引火性の面でも多少は薄めた方が使いやすい。
    お好みで 消毒用エタノール(80%):水を10:1.4~6 (70~50%)で混ぜればよいと思います。

    もし、傷病で皮膚の殺菌に使うのならば薄めずに80%で使うのが良いでしょう。
    ただ、スプレーすると半分位?は無駄な空間に飛ぶので、コストを気にするとか、80%では刺激が強過ぎる場合、個人的な感想では60~70%が良いかなと思います。

    スプレー容器は無印かなんかの香水用のアトマイザーがアルコール耐性は確実です。 但し、注ぎ口が小さく別途スポイトがほぼ必要です。
    あとは100円均一の醤油等用スプレーがあります。これは口が大きく注ぐのが多少楽です。 下図はダイソーの80ml品
    alcohol05.jpg alcohol06.jpg
    アルコール耐性は大丈夫じゃないかと思います。
    少なくとも私が使っているエタノール50~60%では問題ない。
    でも、横にすると少しにじみ出るような出ないような?
    キュではなくギュっ閉めないとダメな感じ。


    余談3
    食品添加物扱いのアルコール(エタノール)は万が一体内に取り込んでも安全なもの。 ヒ素や重金属を含んでいないこと等を証明され、食品、調理器具にかかっても安全なもの。 但し、製造時はそうかもしれないがその後小分けとかで雑に扱うとその意味がなくなると思います。

    消毒用は損傷していない外皮の消毒用。(但し、粘膜は除く。)
    消毒用でもわざわざヒ素や重金属を含むとは思えないが保証はない。
    ただ、薬事法かなんかで規格があると思います。

    スマホクリーナー液として食品添加物扱いのアルコール80%弱のを使って100ml、1000円位のバカ高いものがある。
     個人的はぼったくりだと思います。
    消毒用で十分だと思います。でも先に述べたようにイソプロパノールの方がより安全だと思います。


    余談4
    掃除という点で因みに通信用の光ファイバーの端面の掃除には「光コネクタクリーナ」を使います。
    alcohol04.jpg 図は代理店のHPから。
    私は図中央の CLETOP リールクリーナ しか使ったことがありません。 プロ用で割と高いです。
    レバーを倒すと開いて紙のような掃除面が出るので光ファイバーを2回程擦ってからコネクタ(装置)に挿します。(デモムービー参照)
    ファイバーケーブルのプラグにキャップがしてあっても、信号レベル低下=エラーレート上昇なので必ずクリーニングします。
    埃一個も許されない感じです。その為ティッシュをイソプロパノールで湿らして拭くというのは繊維が付く恐れがあるのでありえません。

    以上、ほとんど余談でした(汗)

    3A LDO可変レギュレーターLT3083を調査

    電子工作
    10 /15 2018
    秋月電子通商等でこのブログで何度か使っているLT3080の3A品のLT3083がでている。 出力電流 最小3A、標準3.7A。 TO-220の5ピン
    LT3080のピンコンパチなので以前作った可変電源電子負荷の強化ができる可能性があるので調べてみました。もちろん放熱の問題はありますが。
    写真はLT3080
    KAHEN_DENGEN_3080a.jpgLT3083_01.png
    まず、簡単に動作を説明すると、IC内部に正確な定電流源を持っており外部抵抗器Rsetに電流を流して基準電圧にする。 外部抵抗をVRにすれば0Vからの可変電源になる。(普通のレギュレーターは基準電圧を持っており、出力電圧はその電圧未満にはできない)  DAコンバーター等で外部電圧を与えてもよい。

    電源入力は2ピンある。一つは出力端子に繋がるINで、もう一つは内部回路用のVcontrol。
    出力OUT用のINピンは出力電圧+約0.5Vあればよいが、内部回路用は常に1.6V以上必要と条件が異なる。
    ただ、自作の場合3.3V以上の電源に繋ぐと思われ、この2ピンを同じ電源に繋くのが現実的。

    それとブロック図を見ると分かるが出力に電流が流れないと回路が成立しない。この為出力に少しは電流を流す必要がある。(最小負荷電流1mA)

    3080と3083の比較
      LT3080ET LT3083ET 備考
    価格(円)税込み 250 640 秋月通商
    パッケージ TO-220 TO-220 Tパッケージ
    定格出力電流(A) 1.1 3 MIN
    SETピン電流(uA) 10 50 10uAは使いにくい
    Rset 1V当たり(kΩ) 100 20  
    最小入出力間電位差(mV) 500 190 3080 1.1A時、3083 1A時 MAX値
    510 3A時、MAX値
    最小負荷電流(mA) 0.5 1  
    最小出力セラコン量(uF) 2.2 10  

    まず値段が640円とバカ高い。他に0Vから出せるレギュレーターは知らないので仕方がない。 (共立エレショップだと1317円
    基準電流が変わっている。自作の可変電源ではこの影響が少ない回路にしているので無調整~微調整で済むだろうが、電子負荷の方はVRを変える必要がある。
    最小負荷電流と最小出力セラコン容量が増えている。部品を交換するかパラにすればよい。

    なお、Cは3080の時から X5R(B)、X7R(R)タイプを推奨。()内はJIS相当品。 Z5U、Y5Vのように印加電圧や温度で容量が大幅に変わるものはNG。
    更に、耐圧が低く・形状が大きい方が電圧での容量変化が少ない。 少なくとも無駄に耐圧が高いものは避けた方がよい。
     参考:高誘電率系MLCCの主な温度特性 ローム

    残るは放熱の問題。
    3080と3083のパッケージの熱抵抗は同じ。
    最小入出力間電位差は3A品でも1A品と変わらないのは良いが発熱は3倍になる。

    秋月最大の放熱器は相変わらず 15PB054-01050 5.6℃/W
    30P61A の方が包絡体積(大雑把に言えば放熱器が抱え込む空気量)はやや大きいが黒色アルマイト処理されておらず放熱的に不利で熱抵抗は不明。

    秋月は絶縁シートは良いのを扱うようになった。
    マックエイト放熱シート(サーコン) TO-220用 CW-3
    熱抵抗が0.39℃/Wと絶縁せずにシリコングリスで放熱器に電気部品を付けたときくらい低い。 中級なグリスに相当。(普通の放熱シートは1.8℃/W位)
    これに変えるだけで上記の放熱器で概算1.5W増えて9.5W扱えるようになる。

    それでも3Aは到底むりなので、可変電源は連続1.5A、ピーク3Aと考えるかな?
    電子負荷はそうはいかないので絶縁シートを変えてW数を少し増やすのが現実的です。(いずれもやるか分かりませんが...)

    以上

    ダイソー 電池式 モバイルバッテリー 2

    電子工作
    06 /17 2018
    ダイソーの電池式 モバイルバッテリーは500mA出力の扱いにすべきだと以前の記事で書きましたが、その改造ができるのかやってみましたが、できませんでしたという残念な話です。(汗)

    以前にも書きましたが、やりたいのはD+とD-を切り離して15kΩでGNDに落とすことです。(下図)
    DAISO_MOB_BAT11.png
    それでハンダ面のD+とD-を切り離したのが下図です。 ベタ面のカットなので結構大変。
    DAISO_MOB_BAT10.jpg
    ところが導通を確認すると、まだ繋がっている...  どうやら部品面も繋がっている模様。 コネクタの取付強度を上げるためには正しい。

    コネクタを外さなくてはならないのだが、問題なのが両面のベタ面に繋がっているGNDとコネクタ固定用(シールド)のピン。
    60Wのコテで、ハンダ吸い取り線も手動のハンダ吸い取り器を使っても歯が立ちませんでした。 プリント板が焦げるくらいやりましたがダメでした。

    電動のハンダ吸い取り器を使い、部品面からもコテを当てないとムリだと思われます。 それでもスルーホールがキチキチみたいなので綺麗に抜くのはハンダ吸い取り器のポンプが快調でも至難の業でしょう。

    という訳でコネクタは外せそうにないので断念してショートのまま使うしかありません。

    この基盤を単三2本→5Vに使う場合USBコネクタは外して使えないということで以前の記事でも書きましたが、USBライト(スイッチ付き、100~200mA以下)で使うのが良いでしょう。

    以上

    Friendship 7

    浅く広くのハード屋です。
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